下北旅行2
さて、翌日は朝6時過ぎに起床。なんでそんな早いの?って言うと、朝10時半の仏ヶ浦観光船に乗りに行くために、予定を早めたのだ。子供達は、まだ若いので、朝は😪
それを起こして、ローソン飯を食べさせて(これも、一人一人違う。僕は菓子パン派。長男は鶏胸肉とおにぎり。次男は生春巻きを食べていた)7時前に宿を出る。
なんてったって、今日は恐山に行くのだ! はるか昔、僕の兄弟の一番下と、一回だけ旅行に行ったことがある。その時、なぜか青森に行こうとなって、三内丸山遺跡と恐山と仏ヶ浦に行った記憶がある。25年位前の話だ。そんときは、観光バスに乗って行った。
恐山山門
手前が48℃ 奥は43℃くらい
今回は自分達で行くので、気分が楽。7時半に恐山について観光開始。(恐山は朝6時からやっているのだ)寺の中に風呂があって、男湯と書いてある。中を開けたら、誰もいない。よし入ろうということになって、足だけつかった。とてもよい泉質で、身体が温まった。恐山は、火口湖の縁に広がる硫黄地帯を寺にして死者の行く世界を表現し、体現出来る場所。驚くことに、恐山大祭の時にしか来ないと言われている「イタコ」が来ていてすでにお客さんの相手をしていた。(予約をとるために、宿坊に泊まって朝6時から並ぶらしい)
風車が廻る
火口湖のほとりを散策して、うちの次男は硫黄の泥に嵌まったりして、たまたま僕が持っていたタオルが役立ったりして、いやいや大変でしたが、二人に取ってはとても良い経験になったと思います。
でも、船に間に合うためには、急がないといけないのだよ。次は僕が前から行きたかった、「マグロの大間」NHKドラマ「私の太陽」のロケ地にもなった有名な大間岬に向かう。10時には出ないと行けないのだが、山道を越えて、海岸線を走って、到着が9時45分。写真撮って、トイレ行ってたら、もう全然時間なくて。まるでバス旅行だ。急ぎ佐井港のアルサスという施設に向かった。なんとか到着10時20分。
昨日ほどではないが、今日も風が強め。港ではチケット購入のお客さんに、波が荒くて、船が揺れますけど、それを承知で乗って下さいと、念を押される。僕は揺れには本当に弱いのだけど、どうしてもいかなきゃいけない時には、トラベルミン飲んで行きます。前に与那国島の海中遺跡に行った時と同じくらい揺れてた。僕の席は次男の隣。揺れに強い彼は、僕の手を握ってくれてた。
窓ガラスごしに一枚
後ろの席はこれまた揺れに強い長男。その横に、最後に飛び乗ってきた若い女性がいた。
長男がしゃべりかけているのを聞いて、僕が船に強くないのであれば、トラベルミンをあげましょうかと言うも、朝ご飯食べてないから大丈夫と思いますと、一旦は拒否。僕は他人の顔を見る余裕も無く、とにかく酔わないようにひらべったくして乗ってた。波が荒い日は、船も飛ばせないから、余計に時間が掛かって揺れる時間も長くなる。往復1時間半。穏やかな日は、行き30分、上陸30分、帰り30分なのだが、波が荒すぎて上陸も出来ず。行きに40分、船上観光10分、帰りに30分と、超ロングジェットコースターだった。僕は薬飲んでいるから大丈夫だけど、後ろの女性は観光停船時に真っ青になっていたので、薬をあげた。帰りは幾分、波は緩まったけど、最後のほうで吐いてしまった。次男と長男は寝てたな。この観光は、インスタに上げることができないような写真しか撮れず、失敗観光に終わってしまったけど、僕はその娘さんが気になって、どうせ下北駅まで帰るのならば通りますので、送っていきましょうかと話すと、次のバスが3時間後なので是非お願いしますと快諾された。
そう言えば、25年前にも一人旅の、つけまつげの若い女性が観光バスに乗り込んできて、僕たち二人と一緒に旅行したなと思い出した。仏ヶ浦には女が着いてくるのかもしれん。
大盛り頼んだが3人で分けたらちょっとずつ
アルサスでは、大間のマグロ丼とウニ丼を食べた。もう滅茶苦茶、観光客プライスで、こんなもんに5000円も払えるかと思わず関西万博で毒づく親子連れの気持ちが分かった。まあ、味は美味しかったけどね。息子達は、いつも見るウニの色と違うと言ってた。そうか、若い人にはどんなことでも経験だから、これはこれでよかった。酔いの彼女にはなんも食べれないというので、どら焼きだけ買ってあげた。
佐井からはカモシカラインという、あまり険しくは無いが、くねくねの山道なので、これまた大丈夫かなと思っていたが、やはり途中で車を停めて、吐きタイムを作ってあげた。そのあと落ち着いて、結局、下北で下ろすのは辞めて、もう少し南の野辺地という駅で降ろすことになった。またそこでも、アイスケーキみたいなのを買ってあげた。10時30分から15時まで結構長く一緒にいたなと思う。川崎出身の彼女だが、就職したてで、明日から広島で研修があるというので、頑張ってください。
さて、15時に野辺地を出たのはいいが、東北の距離の長さをなめていたら困る。本当にラッキーなことに、高速道路が出来ていて、16時20分頃に三沢ICに降りることが出来たが、これ地道を走っていたら、間に合わなかったかもしれん。
広い土地に風車だらけ
実は三沢には米軍基地があるので、その外人さんが楽に暮らせるように、リアルアメリカ村があるのだ。本当はこの町を1~2時間散策してみたかったのだけど、それはまた今度。その時は八戸にも行って見よう。ついでに久慈までの電車に乗るのもいいな。
最後に空港近くのガソリンスタンドで給油して、16時55分にトヨタレンタカーに納車。予定通り17時40分の飛行機に間に合うことが出来ました。
毎度ながら、駆け足旅行ですが、本当にこういう旅行が出来るのも、子供達が体力があるからゆえ。同年代の人と行っていたら、なんでそんな無茶苦茶するねんと、怒りだしてしまうのは目に見えているので、だんだん誘いにくくなってきてます。
また明日から平日です。次の休みはお盆までありません。頑張っていきましょわい!