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中内眼科クリニック

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院長雑記

学会と憂さ晴らし

2019-07-09  カテゴリ:

 今日は少しネタばらしをします。(憂さ晴らしともいう)
眼科の学会も、専門分野がどんどん増えるから細分化されていって、集っている人たちはオタクな会話で盛り上がれるから楽しいけれど、同好会的な集まり(これ、僕が主催している眼形成カンファの30人レベル)から、学会レベル(100-200人レベル)になると会場の準備や、演者の確保などいろいろと運営に手間がかかるようになる。そして、1000人規模になると、赤字が出た時には数百万円となるので、主催者のDrが責任をとって被るということもできなくなる。
 そこで行われているのが、銀行同士のような合併だ。中規模学会を4つ集めて、大規模でやるという試みが4サム(フォーサム)と呼ばれる、眼感染症学会、眼炎症学会、コンタクトレンズ学会、涙道・涙液学会を集めた学会だ。成功していると思う。
 この学会は、つまみ食いのような聞き方ができるから僕のような飽き性の人にはもってこいだ。TVのチャンネルを回すようなもんだ。ちょっと面白いのが、やはり専門によって、集まっている人の層が違うということ。例えば、コンタクトレンズの話を聞きにいくと、スタイリッシュな先生やおしゃれなORTさん達が集まっているけど、涙道の話を聞きにいくと、マニアックなガテン系の先生たちが集まっている。まるでNHKからサンテレビにチャンネルを回したときのような、なんとも言えない泥臭さを感じたりする。また眼感染症の内科っぽさ、理屈っぽさと、眼炎症のおたくっぽさ、垢抜けなさは、名前は似ているが、全く異なるものだ。僕が専門としている眼形成外科なんて、4サムにも入れない、一般眼科医からは眼科とは思われてない変な分野だ。(涙道がちょっと被っているけどね)
 そうそう、次になぜ医者が学会に参加しているかというと、知識の吸収もあるけど、本音は眼科専門医の更新のためだ。眼科は5年間で100単位を貯めないといけないのだけれど、毎月送られてくる眼科学会の冊子の問題に解答すると1単位もらえる。それをせこせこ貯めても、12x5年で60単位。あと40単位をどこかでゲットする必要があるのだ。地方の勉強会は一回1-2単位だが、全国学会は、一日2―3単位x3日間など一気にポイントをゲットするチャンスなのだ。だから、少々高くても(全国学会の参加費は25000-30000円)参加するのだ。忙しい先生は、医院と会場を往復するだけ。ユニバに行って、ゲート入って、入場記録つけて、そのままゲート出て帰ってくるようなもんだ。
 最終日の日曜日に、せっかく京都宝ヶ池まで行って、何もせずに帰るのは勿体ないと思って、阪大時代の後輩の北口先生と一緒に、京都漫画ミュージアムに行ってきたんだ。たまたまその日は、コスプレイヤーが集まっている日で、僕は若い人のコスプレというものに興味があったから、いてもたってもいられなくなって、一緒に写真撮ってもらっていいですか?と年甲斐もなく頼んで映してきました。人生初のコスプレ乱入。楽しかったー。でも、自分でも驚くけど、写真撮ってもらえますか?って、今ならなんの恥じらいもなく言える。これって、歳のせい?若い時に言えたら、もっともてたかもな~。これも人生の憂さ晴らしかな。
ハイキュー!!のお二人
刀剣乱舞のお二人

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